JSlash'EMのメモ 予知魔法 Divination spells
5/26 消費インクについて追記
概ね、何かを「探る」「調べる」為の魔法。"灯り”の魔法がやや毛色が違うが、周囲の闇を払って見通しを良くするという点でここに分類されているのかもしれない。
NetHackからの変更はほぼ無く、”識別”の魔法の難易度が上げられた事くらい。戦力に直結する魔法は無いが、どれも探索には大変役に立つ。スキルが熟練者以上になる事で効果が変わるものが多く、そうなったときの利便性は格別である。
レベル1から使用頻度の多い魔法なので、普通に使っていけば自然とスキルを上げる事が出来るだろう。
ゲヘナ以降の探索は、このカテゴリの魔法が使えるか否かで物凄く快適さが変わってくる。出来ればメドューサフロアくらいまでには一通りの物を見つけておきたいところだ。
得意職業
エキスパート…考古学者、炎の魔術師、僧侶、レンジャー
熟練者…盗賊、魔法使い
入門者…薬師、氷の魔術師、格闘家、旅行者
~レベル1~
・怪物を探す detect monsters
消費魔力:5 消費インク:5~9
そのフロアにいる怪物(店主など、友好的な生き物も含む全て)の居場所を探知する魔法。”怪物を探す薬”と同じだが、重たい薬を持ち歩かずに敵の不意打ちを未然に防ぐ事が出来る、大変便利な魔法。テレパシーでは察知できない種類の怪物も探せるため、覚えておいて損は無い。
また、熟練者以上になると”祝福された怪物を探す薬”と同様、一定時間効果が持続する。最長で60ターンほどとそこまで長くは無いが、これに慣れてしまうと魔法なしではおちおち歩けなくなる程に心強い。
・灯り light
消費魔力:5 消費インク:5~9
唱えた地点を中心に、一定範囲を明るくする魔法。灯りは自分についてくる訳ではなく、唱えた地点を永久的に照らし続ける。無くてもそこまで不便なわけではないが、暗視能力が無い人間や、跳躍の着地点を照らしたり、長斧や魔法で攻撃地点を指定する際などに通路を照らせれば大変有利になる。スキルの鍛錬にも丁度いい魔法だと言える。
~レベル2~
・食料を探す detect food
消費魔力:10 消費インク:10~19
そのフロア内の食料(及び死体)がある場所を探知する魔法。魔法を唱えた瞬間の場所が表示されるだけなので、その地点に到達する前に腐っていたり、移動していたりする場合は視界に入った瞬間に表示が消える事になる。
この魔法に限り、魔法使用に際してカロリーを消費しない。また、熟練者以上になると口にしようとしているものが安全かどうかが分かるようになる。中身が分からない缶を食べる際はこの状態で食べるか、自分で識別してから食べるのが良い。
~レベル3~
・千里眼 clairvoyance
消費魔力:15 消費インク:15~29 得意職業:侍
自分の周囲の地形を探知する魔法。”地図”より範囲が狭いが、消費魔力が少ない点や難易度等の関係から、こちらの方が使いやすいという職も多いか。”地図”の魔法は禁止されているフロアもあるので、そういった点でもこの魔法にも一応存在価値はある。
侍の得意魔法となっているが、そもそもスキルが無く、装備の関係からも成功率を高くする事はあまり現実的ではない。
・霊感 detect unseen
消費魔力:15 消費インク:15~29
”扉探索の杖”と同じ効果。どちらにしても名前が効果をストレートに表現しておらず、分かりにくい。自分を中心に半径8マス内の、画面に表示されていない物を探知する魔法になる。隠し扉だけではなく、罠、隠し通路、魔法の入り口、ミミック、何かに隠れている怪物等など、対象物は多岐にわたる。
~レベル4~
・宝を探す detect treasure
消費魔力:20 消費インク:20~39 得意職業:盗賊
宝に限らず、全てのアイテムを探知する魔法。”物体を探す薬”と同じ効果になる。地面に埋まっている場合もあるので、目的の場所に無くても簡単にあきらめてはいけない。
熟練者以上で唱えた場合、”;”で離れた位置からでもアイテムの詳細(巻物ならその名前、といった感じ)まで感知する事が出来る。
~レベル5~
・識別 identify
消費魔力:25 消費インク:25~49
説明不要な便利魔法かと思われるが、一応。アイテムを完全に識別する魔法で、巻物と同じように一定確率で複数個のアイテムを識別できる。スキルが熟練者以上であれば、”祝福された識別の巻物”と同じに全所持品を一度に識別する事もある。
拾った杖の使用回数や、灰色の宝石をその場で識別できるのは大変便利。
・地図 magic mapping
消費魔力:25 考古学者 消費インク:25~49
フロア全体の地形を完全に探知する魔法。隠し扉などは表示されないが、その先の通路が表示されるので同じ事である。熟練者以上で唱えれば、さらにアイテム類まで探知してしまう強力さである。この魔法の便利さを味わってしまうと、これなしでのゲヘナ探索が異常に面倒になってしまうという弊害(?)がある。