JSlash'EMのメモ 治癒魔法 Healing spells

目次魔法について>治癒魔法

 

NetHackと基本的には同じで、一つだけ旧僧侶魔法から追加されている。体力回復系の魔法は、ややインフレ化が進んだSlash'EMでは中盤以降ほとんど役に立たない。というか、中盤以降はドーピングしまくった体力値、ACの低下と回復の石の自動回復による総合的な持久力がかなり高くなるので、ほとんど”体力の能動的な回復”自体があまり必要無くなる。
 その他の魔法に関しては、Slash'EMで変更された細かい仕様、主に便利すぎるシステムの改定に関連して、若干価値が上昇している物がある。とはいえ若干、である。
 使い魔の魔法に関しても趣味魔法の範囲ではないだろうか。総じて、やや微妙と言わざるを得ないカテゴリである。

得意職業

エキスパート…薬師武闘家僧侶
熟練者…氷の魔術師騎士魔法使い
入門者…考古学者炎の魔術師ジェダイレンジャー


~レベル1~

回復 healing
 消費魔力:5  消費インク:5~9
 回復量が低い(4~24)とはいえ、序盤では自分やペットの命綱となりうる。友好的な怪物に唱える事で、秩序、もしくは薬師であれば属性値をほんの僅かに上昇させる事が出来る(らしい)。
混沌の場合は逆に低下してしまう。

~レベル2~

盲目を癒す cure blindness
 消費魔力:10  消費インク:10~19
 ユニコーンの角が100%確実では無くなったので、一応覚える価値はある。また、当然ユニコーンを倒せるまではこちらを使うしかない。Slash'EMではダメージ計算式の変更で、ユニコーンは序盤ではかなりの強敵であるため、NetHackよりも価値は上がっている。

~レベル3~

病気を癒す cure sickness
 消費魔力:15  消費インク:15~29  得意職業:薬師
 病気、食中毒、スライム化を治療する。Slash'EMでは病気の状態異常を与えてくる敵が追加されており、特にデモゴルゴンは事実上のラスボスともいえる凶悪さである。この魔法が確実に唱えられるのなら、大変有効な選択肢と言える。

超回復 extra healing
 消費魔力:15  消費インク:15~29 
 かなり回復量は増えている(8~48)が、バラつきが大きくなっている点や、耐費用効果、使える時点での敵の攻撃の強さなどを考慮すると、あまり使いやすい魔法とはいえない。盲目も治しつつ回復したい場合には有効…かもしれない。

軟化 stone to flesh
 消費魔力:15  消費インク:15~29
 石をミートボールに、岩を巨大な肉塊に・・・といった具合に、石製の物を肉におきかえる魔法。ペットはどんな食料でも効果が変わらず、食事をする事で敵を倒すのと同等の経験を得る為、ペット育成には非常に便利。卵からかえったドラゴンの雛などにはモリモリ食べさせると良い。
 覚えた場合は割と使用頻度が高くなるため、忘れにくい。つるはしを持ち運ばなくて良いのは地味に助かる。
 また、重しを拾ってしまった場合や呪われた鉱石系の指輪を装備してしまった場合、自分自身にかける事でミートボール等に変化させる事が出来る。その場合、必要な杖や指輪も一緒に変化してしまう事に注意。大事なものは床に置くと良いだろう。
 ガラスには効果がないが鉱石はミートボールになる。これで判別するのはややもったいないが。

~レベル4~

能力回復  restore ability
 消費魔力:20  消費インク:20~39  得意職業・武闘家
 例によって、ユニコーンの角の弱体化により若干価値は上がった。また、能力回復の薬はポリパイル後のアイテムを固定化するのに必要になった為、あまり気軽に使用できなくなった。
 …とはいえ、安全な時に何回も角を使えば良いだけの事なので、やはりほとんど利用価値は無いだろう。

~レベル6~

使い魔を造る create familiar
 消費魔力:30  消費インク:30~59
 ランダムにペットを造り出す魔法。ゲーム開始時に連れている物と同じ生き物になる可能性が1/3、2/3の確率で全ての生き物の中からランダムで選ばれる。人間型を含む全ての生き物なので、かなり強力なペットが生まれる可能性もあるが、当然すでに虐殺した物は除外される。
 便利、ではあるが、使用頻度はやや低くなりがちで、肝心な時に忘れていそうな気もする。普通のペットを変化させても似たような効果は得られるので、この魔法で無いとダメかと言われればそうでもない。