OBLIVION FEA-Fundament Enchanting Addonsで楽しいエンチャントライフ

前から導入していたんですが、今のキャラでやっとエンチャントが解禁されて使用が確認できたので記事にします。

MODはこちら 
FEA - FUNDAMENT ENCHANTING ADDONS *リンクが間違ってたので修正しました。Ver4.03 2014/11/23

 このMODは「Fundament」を利用して「エンチャントスキル」をプレイヤーのスキルとして新たに追加します。スキルの高さに応じて、エンチャントに関する様々な行動にボーナスやペナルティが付くようになります。バニラになじむ感じで楽しい。
 その内容がかなり多岐にわたっているうえにiniで相当細かくカスタマイズできるので、説明文を意訳するよりもiniに沿って書いていきたいと思います。



導入
前提MOD - FundamentAddActorValuesMenuQue - OBSE PluginOBSE
WryeBashのBAINインストール推奨。戦利品の杖にこのMODの内容を反映させたい場合はオプションにもチェックを入れます。

このMODを必要とするMOD - Fundament Enchanting Addon - Enhanced
エンチャント台を使用する際に、ウェルキンド石とヴァーラ石を併用することが出来るようになります。ウェルキンド石は使用する数を任意に設定でき、石一つあたり10%効果が強力になります。この値はエンチャント台の結果表示には反映されず、出来上がったアイテムをインベントリで直接確認することでしか結果を確かめられませんので、ちゃんと計算してから実行しないと、例えば病気に対する抵抗が無駄に高すぎたりしちゃいます。気を付けよう。やりすぎるとバランスが簡単に崩壊するので、自制心が大事。






iniに沿った解説
iniはDate\ini\MigFEA~で始まる3つのファイルです。まずはメインから。


;MigFEA.ini

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;一般設定
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set migFeaQ.RenameKey to 33
;キー設定。デフォルトはF。
 エンチャントアイテムにカーソルを合わせてキーを押すと、名前の変更が出来ます。また、エンチャントシステムをスカイリムタイプにしている場合(後述)、アイテムからエンチャントを取り除いてエンチャント魔法リストに加えることが出来ます。その際、設定によっては取り除いたエンチャントの効果を持つシジルストーンが生成されます。
 また、魔法メニューの中の任意の魔法にカーソルを合わせてキーを押すと、その魔法の効果を持つスクロールを作成することが出来ます。デフォルトでは羊皮紙、インクつぼ、羽ペンが必要で、椅子に座った状態で無いと実行できません。必要アイテムは変更することもできます(後述)。


set migFeaQ.enchantArrows to 1.0
;値が0より大きい場合、矢にエンチャントできるようになります。値はそのままチャージ数に対する乗数になるようです。このMODでは、エンチャントされた効果が同じであれば、まったく違うタイミングで作成された矢でも一つの枠にスタックすることが出来ます。

set migFeaQ.enchantStaves to 3
;値が0以上の場合、杖の魔法効果がSelfであっても自動でTargetに修正されます、で合ってるかな…?値の高さは魔法のかかっていないプレーンな杖の出現率?らしいけど見た覚えがない。

set migFeaQ.disenchantUseGold to 1.0
;エンチャントを解く際にかかる金額。価を高くすると金額が上昇。

set migFeaQ.disenchantSaveToSigil to 1
;デフォルトは0。1の場合、エンチャントを解いた際にそれと同じ効果を持つシジルストーンが生成されます。複数のエンチャントを持つ場合、それを解いても別の別のエンチャント魔法として習得されるだけなので、複数効果のまま他のアイテムにエンチャントを移したい場合はこの設定が便利です。

set migFeaQ.disenchantAllowQuest to 0
;デフォルトは0。1にした場合、クエストアイテムのエンチャントも解くことが出来るようになり、クエスト属性も消えます。うっかり変なことして詰まるといけないんで0推奨。

set migFeaQ.disenchantAllowScripted to 0
;デフォルトは0。スクリプト付きアイテムのエンチャントを解けるようになり、スクリプトが消えます。MODアイテムとかでしょうか?バニラでどのアイテムにスクリプトが付いてるのかよく知りません。

set migFeaQ.skyrimEnchantLearn to 1
;デフォルトは0。1にするとスカイリム式のエンチャントになります。習得した魔法をエンチャントに使用するのではなく、発見したエンチャントアイテムからその効果を取り除くことでエンチャント専用魔法を習得。その効果を別のエンチャントされていないアイテムに付与する、という感じです。
 習得する際は効果の内容だけで判定されるので、強度の違いがあっても同じ魔法として扱われます。強いレジストファイヤも弱いレジストファイヤも同じエンチャントなのでどれか一つを一度習得しとけばOK、という意味です。逆に言うとアイテムにエンチャントする際にスキルの高さに応じて効果が変動するため、強さの調節は効きません。
 また、能力値(Attribute)、スキル(Skill)を上昇あるいは吸収する効果はDrain、Fortifyそれぞれ一つだけ習得してしまえばOKです。エンチャントする際に任意の能力値を選択することが出来るようになります。ただ、Fatigue、Health,Magickaはそれぞれ別々に習得しなければなりません。
 注意点として、これで習得したエンチャント用の魔法は普段確認する事が出来ません。バックグラウンドで管理されていてエンチャント台で作業する際に一覧で見るしかないので、携帯にでもメモしながらプレイすることをお勧めします。設定にもよりますが、ディスエンチャントもタダではないので。

set migFeaQ.maxInkwell to 1
;デフォルト1。習得魔法からスクロールを作成する際にアイテムが必要になります。この値が1枚のスクロール作成に必要な羊皮紙とインクつぼの数になります。また、ツールとしてインベントリに羽ペンが入っていないと作業を開始することが出来ません。必要なアイテムは別iniで変更することが出来ます。

set migFeaQ.scribeAllowSpecial to 1
;デフォルト1。エンチャントには使用できない吸収、反射、タッチ範囲での範囲爆発魔法をスクロールにすることが出来るようになります。

set migFeaQ.scribeNeedSitting to 1
;デフォルト1。馬以外の何かに座った状態で無ければスクロールを作成することが出来ません。

set migFeaQ.scribeNeedMastery to 0
;デフォルト0。1にすると、スキルが足りない魔法はスクロールにすることが出来ません。AV LATTA MAGICKAを導入している場合は魔法の詠唱にスキルの高さが必要なくなるので、ここは関係なくなる…と思います。

set migFeaQ.scribeNeedMagicka to 1
;デフォルト0。マジカが足りない魔法はスクロールにできません。一時的にアップした状態で足りていればOKです。

set migFeaQ.scrollCostMult to 1
;デフォルト0。値はそのまま、作成したスクロールの売価に影響します。おそらく、詠唱時に必要なマジカにこの値を乗算してる感じだと思います。

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;エンチャントスキル設定
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set migFeaQ.xSkillAtt to 1
;エンチャントスキルが影響を与える能力値。0腕力 1知力 2意志力 …7運

set migFeaQ.xSkillType to 2
;エンチャントスキルを専門とする職業カテゴリ。1Combat 2Magic 3Stealth

set migFeaQ.xSkillEffMax to 200
;エンチャントスキルスキルの最大値。

set migFeaQ.xSkillFactorBase to 1.0
;エンチャントスキルが上昇/吸収/運の影響をどれだけ受けるか。ただし通常エンチャントスキルを吸収されたりすることはない。

set migFeaQ.xSkillFactorEff to 1.0
;上の値とこの値をかけることで最終的なエンチャント値が決定される?とかなんとか。

set migFeaQ.fUseValue1 to 1.2
;デフォルト1。アイテムにエンチャントをかけたり解いたりする際に獲得するスキル経験値のベース。

set migFeaQ.fUseValue2 to 1.0
;デフォルト1。スクロール作成及び使用、ソウルジェムの使用、エンチャント武器での攻撃で獲得するスキル経験値のベース。おそらく、他の魔法MODなどで追加されたリチャージ魔法には対応していません。

et migFeaQ.fUseExp to (2.0 / 3.0)
;デフォルトはこの値。0.66てことらしいけど、エンチャント関連の金額に関する値?金額に不満があればいじってみたらいいかもしれない。よくわからない。

set migFeaQ.fEnchantingUseMult to 1.5
;デフォルト1.5。エンチャントを作成する際にコストの高さが獲得経験値にどれだけ影響するかの値。

set migFeaQ.fDisenchantUseMult to 1.0
;デフォルト1。同じく、エンチャントを解く際に獲得経験値に影響してくる値。

set migFeaQ.fCEEnchantingUseMult to 0.5
;デフォルト0.5。シジルストーンでエンチャントする際に獲得する経験値に影響?。CEってConstant Enchantだったんだね。一定効果、つまり防具やアクセサリーにエンチャントする際の経験値でした。

set migFeaQ.fScribingUseMult to 0.2
;デフォルト0.2。スクロール作成の際、消費マジカがどれだけ獲得経験値に影響するかの値。

set migFeaQ.fRechargeUseMult to 0.4
;ソウルジェムで武器をリチャージする際、回復量が獲得経験値にどれだけ影響を与えるかの値。

set migFeaQ.fMagicItemUseMult to 0.1
;デフォルト0.1。エンチャント武器で攻撃した際に、消費したチャージがどれだけ獲得経験値に影響を与えるかの値。

set migFeaQ.fScrollUseMult to 0.3
;デフォルト0.3。スクロールを使用する際、元になった魔法の消費マジカの高さがどれだけ獲得経験値に影響を与えるかの値。

set migFeaQ.bMagicItemUseFree to 1
;デフォルト1。チャージを消費しないタイプのエンチャント武器で攻撃する際、スキル経験値を獲得するか否か。0で獲得しない。

set migFeaQ.enchSkillThreshold to 25
;デフォルト0。スキル値がこれより低いほど各エンチャント絡みの行動結果にペナルティを受ける。高ければボーナス。

set migFeaQ.enchSkillMultBonus to (1.0 / 100.0)
;デフォルトはこの値で0.01。スキルの高さが結果に与えるボーナス値。

set migFeaQ.enchSkillMultPenal to (1.0 / 100.0)
;同じく、ペナルティ値。

set migFeaQ.soulUseSkillAmount to 1.2
;デフォルト1。ソウルジェムを使用した際に獲得するチャージがスキルから影響を受ける大きさ。0で無効化。

set migFeaQ.soulUseSkillCharge to 1.2
;デフォルト1。武器エンチャントの最大チャージ数の決定に、どれだけスキル値が影響を与えるかの値。

set migFeaQ.soulSkillThreshold to 25
;デフォルト0。最大チャージ数の値とリチャージ数がペナルティを受けなくなるスキル値。

set migFeaQ.soulSkillMultBonus to (1.0 / 100.0)
;デフォルトはこの値で0.01。上記の条件を満たした際に受けるボーナス値。

set migFeaQ.soulSkillMultPenal to (1.0 / 100.0)
;同じく、ペナルティ値。

set migFeaQ.scrollSkillThreshold to 0
;デフォルト0。スクロール作成の際にペナルティを受けなくなるスキル値。

set migFeaQ.scrollSkillMultBonus to (1.0 / 100.0)
;例によってその際のボーナス値。

set migFeaQ.scrollSkillMultPenal to (1.0 / 100.0)
;同じくペナルティ値。

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スキルパーク
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;0apprentice 1journeyman 2expert 3master として扱います。各パークを-1にするとスキル値に関係なく恩恵を受けられ、4以上にすると機能を無効化します。

;*第一パーク*
set migFeaQ.perkSaveCharge to 0
;デフォルト0で、スキル25から有効。消費チャージ軽減パーク。スキルが高くなるほど、エンチャント武器のチャージが減りにくくなります。

set migFeaQ.perkSaveChargeBase to 0.1
;デフォルト0。軽減されるチャージの割合を決定する際の固定値。0.1は10%の軽減を表す。

set migFeaQ.perkSaveChargeMult to (1.0 / 500.0)
;デフォルトはこの値で、0.002。軽減率の計算式に使用される値。スキル値に影響を受ける。
;計算式は チャージ軽減率=perkSaveChargeBase+(perkSaveChargeMult×現在のスキル値)
;例えば上記の設定でスキルが75の場合、0.002×75+0.1で0.25、つまり25%軽減される。
;少なく見えるかと思うが、最大チャージ数やリチャージ数もスキルの影響を受け、デフォルト設定ならスキル75以降はパークにより自動回復も入るので、トータルで見ると新しくエンチャントされた武器になるほど燃費はこの数字以上に良くなる。

;*第二パーク*
set migFeaQ.perkDiscount to 1
;デフォルト1。スキル50から有効。エンチャントの際に必要なコストが軽減されます。

set migFeaQ.perkDiscountMult to 0.5
;デフォルト0.5。エンチャントに必要な金額が半分になります。

;*第三パーク*
set migFeaQ.perkAutoCharge to 2
;デフォルト2。スキル値75から有効。時間経過で武器のチャージが回復するようになります。

set migFeaQ.perkAutoChargeBase to 0
;デフォルト0。時間で回復するチャージ数を計算する際の固定値。

set migFeaQ.perkAutoChargeMult to (1.0 / 500.0)
;デフォルトはこの値で0.002。回復するチャージ値をスキル値に基づいて計算する際に使用される乗数。
;計算式 1秒当たりの回復数=perkAutoChargeBase+(perkAutoChargeMult×スキル値)
;例えばスキル75では0+0.002×50=0.1で、10秒で1.5、20秒で3回復という事になります。
;これは少し控えめの設定かもしれません。


;*第四パーク*
set migFeaQ.perkMultiEnchant to 3
;デフォルト3で、スキル100から有効。防具やアクセサリに複数個のエンチャントを施すことが出来るようになります。

set migFeaQ.perkMultiEnchantMax to 3
;デフォルト3。一つのアイテムに施せる最大エンチャント数。

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画像のカスタム
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Set migFeaQ.skillIcon to sv_Construct "menus\Class\Attributes\load_image_enchanting"
;ここで、Data \ Textures \を基準に、エンチャントスキルのアイコンパスを変更することもできます。スキルリストに表示するには、使用するファイルの_smallバージョンも必要です。 .dds拡張子を付けないでください。
;メインスキルアイコンは512x512で、モチーフは左上隅に約240x345で、小さなアイコンは64x64で、接尾辞「_small」が必要です。



MigFEA - Custom Scribe Items.ini
;スクロール作成の際に必要なアイテムを変更する。変更するつもりが無くてもMODでバニラとはIDが変更されている場合などもここでの処理が必要です。
;デフォルトでは消費アイテムとして羊皮紙parchmentsとインク壺inkwell、ツールとして羽ペンquillがインベントリに入っていないといけません。
;アイテムを変更する際はアイテムIDの下6桁が必要です。


Set migFeaQ.PAPER to (GetFormFromMod "Oblivion.esm" 0CAA9A)
;バニラの羊皮紙アイテム。変更する際は本に分類されるアイテムを指定する必要があります。

Set migFeaQ.QUILL to (GetFormFromMod "Oblivion.esm" 023D63)
;バニラの羽ペン。変更する際はその他miscに分類されるアイテムを指定する必要があります。

Set migFeaQ.INKWELL to (GetFormFromMod "Oblivion.esm" 023D61)
;バニラのインク壺。これもmiscアイテムで指定されなければなりません。

SetStage migFeaQ 2
;これよくわからない…触らなくていいと思います。

;以下はBetter Citiesを導入している場合に必要になる項目です。導入していない場合は指定されたIDに対応するアイテムが存在しないため、自動で無視されます。気になる場合は各項目の頭に;を付ければ読み込まれなくなります。

;These are from Better Cities, which includes the Scribe Supplies mod:
Set migFeaQ.PAPER to (GetFormFromMod "Better Cities Resources.esm" 17936A) ;Scribe Supplies parchment item
Set migFeaQ.QUILL to (GetFormFromMod "Better Cities Resources.esm" 179380) ;Scribe Supplies quill item
Set migFeaQ.INKWELL to (GetFormFromMod "Better Cities Resources.esm" 17937D) ;Scribe Supplies inkwell item
SetStage migFeaQ 2



MigFEA - Custom Trainers.ini
;エンチャントスキルに関するトレーナーとスキル本を指定できます。MODで追加されたNPCやアイテムを使用したい場合などに。自分はいじる必要が無いのでここは割愛します。すみません。基本はアイテムの変更と同じだと思います。