Jslash’EMのメモ ジェダイ （Jedi）
2021/9/4 加筆・防具の制限について修正
2021/9/2 記事に追記、リンクの貼り直し・追加
12/5 ライトサーベルについて補足
大雑把に
まんま、スターウォーズのジェダイ。元々のSlash'EMには無い職業で、「ジェダイパッチ」を当てる事で追加されます。現在、ブログ ネコキス 2.0 さんでバイナリが公開されています。拙作のタイルを使っていただきました。やったぜ。携帯アプリ版は最初から選択出来ましたが、現在iphoneとのバージョンが合わず非公開です。ネタ元の再現に相当力を注いでいるため、ややアンバランスで癖があります。
ライトセイバーは強力だがエネルギー切れがある(充填は可能）し、金属製の防具ローブ以外の鎧(Slash’emではローブは鎧扱い）を装備するとペナルティ（機動性命中20％ダウンは辛い）が発生する、など。レベルやスキルが上がる事で様々な能力を獲得でき、テレパシー、早く行動する能力、跳躍の魔法に似た技能や、魔力を5消費してライトセイバーをブーメランのように使う事が出来る様になります。防御面を強化しにくい事から考えるに、相手と距離を取ってヒットアンドアウェイで戦う事を想定されているのかもしれません。そういう意味では、「明滅」で自分だけ早く行動できるようになるホビットとは相性が良いのかもしれません。
特筆する点として、ライトセイバーは光らせている状態なら刃こぼれなしで床にElberethを「焼きつける」事が出来ます。炎の杖などと同じで、字が消える事はない上に1ターンで書き終わるため、最序盤から事あるごとにお世話になるでしょう。また、扉や鍵を焼き切ったり、床を完全に陥没（落とし穴どころではなく）させることも出来ます。これらは装備して光らせた状態で#Forceコマンドで可能です。また、スキルが熟練者まで上がると投げたライトセーバーが手元に戻ってくるようになります。1％の確率でキャッチに失敗したり、戻ってこなかったりするので、本当に余裕がない時は控えた方がいいかもしれませんが、レベル８になっていれば、念動力で落ちているライトセイバーを引き寄せることは出来ます。
総合的に戦士職としてはかなり独特な職業です。バイナリを公開して下さった方に感謝。
2020/12/5追記
ジェダイのシンボルたるライトセイバーですが、いろいろ癖があるので補足。まず、色によってダメージダイスが違います。緑は固定ダメージが高く、赤は逆に乱数ダメージの割合が高い。青はその中間です。どれも単純な平均ダメージ、最高値は同じですが、固定ダメージが高いという事から考えると安定しているのは間違いなく緑。詳細な数字は武器リスト見て下さい。
また、武器としての命中が-3とかなり低いので、ジェダイ以外の職でライトセイバーを使う場合、スキルによる命中補正が無いため為にスクロールで+の修正をつける事がより重要です。
Slash’EMには「一部の敵には一定値以上の強化値が付いた武器で無いと全くダメージを与えられない」という、NetHackには無かった要素が追加されています。ライトセイバーはこれを無視することが出来、さらに通常なら強化値を減らされてしまう鋼鉄のゴーレムへ攻撃しても何の影響も出ません。フォースは偉大です。いろいろと独自ルールがてんこ盛りの武器となっています。
序盤
ライトセイバーがクエストアーティファクト入手まで使える強力な武器なので、とにかく鍛えてスキルを上げる事。熟練者以上でセイバー投げが可能になり、戦術が増えます。
ライトセーバーを光らせておけば＃Forceコマンドで岩や彫像を切り刻んで石にすることが出来るので、当面の投擲手段はこれ。10個程度も拾っておけばいいでしょうか。少し進めれば、投げ矢やオークの短剣が揃いだす。当分の間は胴防具がローブになるので、早さを鍛えてACに補正を得る為にも投擲は重要。敵が一歩手前に来るまでは投擲し、そこからライトセーバー起動で1ターン。敵が隣接してきたら切る、というのが理想的。思ったより相手が強ければ、すぐさま足元にElberethを焼き付けよう。
ライトセーバーのチャージが勿体ないような気がして小まめに切るのもいいが、視界の悪い通路でいきなり敵と隣接した場合に1ターン出遅れるのは地味に痛い。レベル５になれば自力で充填できるようになるので、安全が確保できていない場所では電源を入れっぱなしでもいいかもしれない。とは言え、レベル５時点の充填をあてにしても、あまり使いすぎると魔力の回復が追い付かない。やはりチャージはかなり節約した方がいいし、どちらにしても予備の武器は持ち歩くべき。何かあった時の為に最低でも小剣、出来ればエクスカリバーも視野に入れて長剣を見つけておきたい。秩序属性なので、ピンチの時に祈れば神から規格外に強力な使徒を遣わされる時がある。市場や鉱山街の衛兵を倒してもらえば一本くらいはどうにかなるだろう。ただし、初期装備に食料が無い点や、Elberethを気軽に焼き付けられる点から考えて、祈りはなるべく飢えを満たすためにとっておいた方がいい。
レベル３からテレパシーが使えるので、もし開始時に目隠しがあれば頻繁に敵の場所をチェックしていこう。
職依存の制限によりかなり終盤までローブ以外の鎧は着用できないが、兜や靴は何を使用しても問題ない。何にしても鎧（AC）を低下させるのが難しいので、使える防具はしっかり吟味しよう。また、鉱山街の僧侶からもらえる「守り」はきっちり貰っておこう。先述した善の使徒は割とあっさり僧侶を殺してしまう事もあるため、かなり注意が必要だ。念のため他の階に置いてきてもいいくらいだろう。なにしろ、鍵を閉めないと扉を開けて入ってきてしまう場合もある。
鎧がローブ縛りという事は、ある程度の魔法の使用が視野に入るという事でもある。拾った魔法書は積極的に読んでいこう。中でも治癒魔法は少し装備を外せば使えるはずなので、忘れずに練習を。それ以外の魔法は判定の知力が低いこともあり、現実的ではない。
序盤の鬼門はニンフ。高確率でライトセイバーを盗んでいくので、「人目を忍ぶ能力」を生かしてそもそも起こさないように気を付けよう。それでも起こしてしまった場合は接敵前に倒す自信が無ければそのフロアは放棄してもいいくらい。要所要所にElberethを焼き付けておき、近寄られても怯えさせるようにするといいかもしれない。
（あれば）市場、鉱山街を回り、出来る範囲でアイテム整理や武具の強化、指輪の識別などが終われば鉱山の最下層へ。幸せの石を取って運を挙げたら、エクスカリバーとライトセイバーの二刀流が視野に入ってくる（残念ながらホビットは不可）。その際、エクスカリバーの自動探索やレベルドレインへの抵抗といった特殊効果は右手に装備しておかないと効果が出ないので注意。
追記：エルフも二刀流が出来ない？スキル欄には表示されるのだが。
中盤
ライトセイバースキルが熟練者まであがり、その他に長剣や銀のサーベルなど（もちろんアーティファクトがあればベスト）メインとして使える武器が手に入ったら、投擲用の短剣は卒業してもいい。短剣はスキルが上がらないので威力が頭打ちで、荷物としてもかさばる。二刀流するしないに関わらず、魔力と相談しながらライトセイバー投げを楽しもう。そろそろ防具や武器の強化が必要になってくるが、うまく最終装備候補が手に入らないことも多い。より「長く使いそうな」ものをいくつか強化するといいだろう。Nethackと違い、終盤になると物資は余るほどになるし、店舗のサービスで武具を強化することも出来る。Slash’emでは巻物がそこまでシビアではないので、ローブや特殊なクロークはとりあえず強化してしまっても良いだろう。
職業クエスト
ジェダイの職業クエストは、行方不明になっていた最古かつ最強のライトセイバー「プロトタイプライトセイバー」の奪還が目的。クエスト中はここでしか出現しない「ストームトルーパー」が大量に配置され、かつ次々に沸いてくる。流石に光線銃は使用してこないが、集団で銃器を使用してくるため、うっかりＡＣが低い段階で迷い込んでしまうと瞬殺もありうるが、-15ほどもあれば原作映画と同様にほとんど弾に当たることは無いだろう。とはいえ遮蔽物が無く、大量の銃器で狙い撃ちにされるため、メッセージを送るのも大変になってくる。幻影能力や透明化、もしあれば争いの指輪を持っておくと少し楽。或いは眠りの杖を振りまくるか。ストームトルーパーは大量の銃器と弾丸のほかに、プラスティールの防具一式を落とす。これも大量に入手できるためそこそこの強化値のものもあるかもしれないが、何も能力がないうえに防御力もやはりそこそこ。革の手袋や魔力なしの靴類を更新するにはいいかもしれないが、長く使う程のものではない。
マップの構造としては複雑ではないが、全体が暗いフロアがあるので何らかの照明器具はあたほうが良い。また、溶岩や多くの罠も配置されているため、浮遊する手段があった方が楽かもしれない。こちらは無くても困らないが。最終フロアに控える「ロードシディアス」はそこまで耐久力は高くないが、怪物の召喚や電撃攻撃を持つため事故を誘発しやすい。出来れば電撃耐性を用意してから挑戦するべきだろう。ストームトルーパーをさばいている間にいつの間にか隣接されている場合もあるため、準備は十分に。
報酬として獲得できるプロトタイプライトセイバーはチートじみた性能の武器。基本的なライトセイバーの特性に加えてチャージが無限なので電源をオンオフする必要が無く、右手に装備していれば反射能力が常時発動する。ジェダイはライトセイバースキルが熟練者以上で電源をオンにしていれば光線で無い投射物も回避できるので、防御能力は飛躍的に高まる。また命中+5、武器のダメージも小型にd9+6 +10、大型にd11+10 +10と非常に高く、最後まで使える逸品。
1階層目。青い部分は空ではなく、普通に歩くことが出来る。
2階層目。全く遮蔽物が無い、暗闇のフロア。
3階層目。様々な惑星をイメージしている。罠が多い。
4階層目。一転して明るいフロア。罠は少ない。
第5層目。右奥にロードシディアスが控えるが、フラフラ移動してくることもある。侵入不可の黒い壁も多く、歩ける場所は意外と少ない。急に接近してくることもあるので、まずは階段にElberethを焼き付けて待ち構えた方がよい。もしロードシディアスを倒してもライトセイバーを持っていない場合、そもそも拾わずに接近してきた可能性がある。慌てずにしっかり探そう。
初期装備
＊装備して「使う」で発光。もう一度「使う」か、予備武器に切り替えることで納刀。
目隠し（50％）
能力（パッシブスキル）
L1～ 人目を忍ぶ能力
L3～ テレパシー
L5～ 透明視
L7～ 早く行動する能力
ライトセイバー投げ （ライトセイバー熟練者以上）
ワルキューレのミョルニール投げに近い。力25の代わりに魔力5を消費。ライトセイバーが返ってくる確率と、それをキャッチできる確率はともに99％。キャッチに失敗した場合、50％で足を怪我する。盲目や幻覚状態である場合、確実に失敗する。目隠しでのテレパシー使用中も不可なので注意。
武器破壊？（ライトセイバー熟練者以上）
敵が使用している、アーティファクト以外の武器を破壊する可能性がある 。
さらに、熟練者以上でライトセイバーが光っている状態なら、射撃武器からの攻撃を避けることが出来る。
能力ではないが、ローブ以外の鎧を着用すると命中が-20修正される
特殊能力・テクニック（アクティブスキル）
L1～ ジェダイの跳躍
（≒跳躍の魔法 再使用50ターン 魔力25消費L1スキル無し L5入門者 L10熟練者 L15エキスパート ）
L5～ セイバー充填 （再使用500ターン）
魔力を消費してライトセイバーの電力を補充する。
魔力*((テクニックレベル/10)+1)ターンかけて魔力を充填？魔力が最低5必要。10ターン経過する前に邪魔が入ると充填は行われない。
テクニックレベルが10以上なら20％の確率で完全にチャージができ、さらに1500ターン分のチャージが与えられる。
L8～ テレキネシス
離れた場所にある物を手元に寄せる、罠の解除及び発動。再使用に250ターン必要で、罠や物体は見えているもので無いと指定できない。
スキル（得意武器・魔法）
エキスパート
魔法について
魅了の魔法に対してボーナスがあり、やや失敗しにくい。判定は知力で行われるので、初期値があまり高くないこともあり、成功率を上げるのは時間がかかる。
選択可能種族
エルフ（秩序）
ホビット（秩序）
人間（秩序）
ちっちゃい禿頭のエルフ耳がいればそれ一択なのだが。エルフの眠り耐性やエルフ装備への適正は地味に便利。二刀流でさらに攻撃に特化したいなら人間、或いはホビットの明滅ならピンチから脱しやすい。
